やってしまいました。
また増えました、ガレージの住人が。
今回ご紹介するのは、ホンダ GB400TTの不動車です。
GB400TTって、どんなバイク?

GB400TTは、1983年にホンダが発売したシングルエンジン搭載のスポーツバイクです。
「TT」は「トレールトレーラー」ではなく、ロードレースの伝説的コース「ツーリスト・トロフィー(TT)」から来ています。名前からしてただものじゃない。
空冷4ストローク単気筒エンジン、スポークホイール、マルチリフレクターヘッドライト……当時としてはかなり尖ったデザインで、「ネオクラシック」の先駆け的な存在とも言われています。
今でもファンが多く、状態の良い個体は数が少なくなってきている、まさに希少な旧車です。
そんな名車が、まさかの不動状態で私の手元にやってきました。
ゲットの経緯
正直に言います。
最初に写真を見たとき、「あ、これはやばいやつだ」と思いました。
でも同時に「あ、これは助けなあかん」とも思いました。
バイク乗りの方には、この感覚、わかってもらえますよね?
現状チェック:問題点を一挙公開
さて、気を取り直して現状を確認していきましょう。 問題点をリストアップしたら、思った以上に長くなりました。笑
① タンクキャップが開かない

まずここから詰んでいます。
タンクキャップが固着してびくともしません。10年以上の年月の積み重ねです。いきなりの洗礼。
まずはキャップを開けることが最初の関門になりそうです。潤滑剤・熱・気合い、使えるものは全部使います。
② タンク内部はおそらく錆あり
タンクキャップが開かないので中は確認できていませんが、10年以上放置 = タンク内は錆び錆び、これはほぼ確定と思っておいていいでしょう。
ガソリンを長期間入れっぱなしにしていると、内部が腐食してサビが発生します。このまま燃料を流せばキャブやエンジンにもダメージが及ぶので、タンクの錆取りは必須です。
③ キャブレターはオーバーホール確定
<!– 写真③:キャブレター外観 –>

放置期間が長ければ、キャブレター内部のガソリンは確実に腐っています。
ジェット類の詰まり、フロートの固着、スロットル固着、ガスケットの劣化など、いわゆる「全部交換コース」の可能性が高いです。
キャブのオーバーホールは手間がかかりますが、個人的には一番好きな作業のひとつ。分解・洗浄・組み付け……パズルみたいで楽しいんですよね。(楽しくなかったらすみません)
④ タイヤ前後ともにひび割れ

走行前に絶対交換が必要な状態です。
ゴムが硬化してひび割れたタイヤは、見た目だけの問題ではありません。走行中にバーストする危険性があります。これは安全に直結する問題なので最優先で対処します。
⑤ バッテリーは完全にアウト

もちろんです。10年以上放置のバッテリーが生きていたら奇跡です。
新品に交換確定。これはわかりやすくてむしろ気が楽です。
⑥ その他多数……
細かい部分を見ていくと、まだまだ問題点はありそうです。
ブレーキ・電装系・各部ゴム類・オイルなど、乗り出せる状態にするまでには相当な手間と時間がかかりそうです。
全部ひっくるめて、「レストアプロジェクト」の始まりです。
これからの整備計画
まずは安全に動かせることを目標に、以下の順番で進めていく予定です。
- タンクキャップの固着解除
- タンク内部の錆取り・コーティング
- キャブレターのオーバーホール
- バッテリー交換
- タイヤ前後交換
- ブレーキ・電装系チェック
- 試運転・最終調整
一気にやるのではなく、一つひとつ丁寧に、記事にしながら進めていきます。
整備の過程で「なぜそうなるのか」「どう直すのか」も合わせて発信していきますので、旧車レストアに興味がある方はぜひ一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
まとめ:眠れる名車を、起こしにいく
10年以上眠っていたGB400TT。
問題点だらけ、前途多難、やることてんこ盛り。
でも、だからこそ面白い。
直す楽しさ、動いたときの感動、乗り出せた日の達成感。
それが旧車レストアの醍醐味ですよね。
「自分に負けるな」、そのモットーで、このバイクと向き合っていきます。
次回の記事では、タンクキャップの固着解除にチャレンジする予定です。お楽しみに!

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