GB400TT復活プロジェクト、ここまでタンクのサビ取り、キャブレターのオーバーホールと進めてきました。
今回のテーマはタイヤ交換です。
最初の記事でもお伝えした通り、前後ともひび割れがひどく、走行には絶対に使えない状態でした。ゴムの劣化は見た目の問題だけじゃなく、走行中のバーストにつながる危険な箇所。最優先で対処すべき部分なので、今回しっかり交換していきます。
今回はバイク屋さんに頼らず、自分でDIY交換しました。
交換前の状態をおさらい
前後タイヤとも、表面に細かいひび割れが無数に入っている状態でした。

ゴムは年数が経つと可塑剤が抜けて硬化し、弾力を失っていきます。弾力のないタイヤはグリップ力が落ちるだけでなく、走行中の衝撃でひび割れ部分からバーストするリスクもあります。
GB400TTは10年以上動かされていなかったので、当然タイヤも限界。見た目以上に内部のゴムも劣化している可能性が高く、ここは迷わず交換一択でした。
用意したタイヤ
今回選んだのは、信頼と実績のダンロップです。
GB400TTの純正サイズに合わせて選定しました。タイヤサイズは車体や年式によって異なる場合があるので、購入前に必ず自分の車両の指定サイズを確認しておくのが鉄則です。
DIYタイヤ交換に必要な道具
自分でタイヤ交換する場合、最低限こちらの道具が必要になります。
- タイヤレバー(2〜3本)
- リムプロテクター(リム保護用)
- ビードクリーム(ビードワックス)
- エアゲージ
- 空気入れ(コンプレッサーがあると楽)
- ホイールバランサー(バランス調整用)
- バランスウェイト
中でもビートクリームは必須アイテムです。タイヤのビード部分とリムの滑りを良くしてくれるので、これがないとタイヤがリムにまったく入っていきません。逆にこれさえあれば、作業効率が驚くほど変わります。
タイヤ交換の手順
STEP1 ホイールを車体から外す
まずはフロント・リアそれぞれのホイールを車体から取り外します。
今回はフロントを詳しく説明していきます。
まずは、フロントフォークの右側のシャフト下にあるナット2本を緩めます。
その次に、シャフトを緩めます。

左側は、メーターケーブルの付け根のプラスのネジを外して、ケーブルを抜いて置きましょう。
ブレーキキャリパーは外さなくてできますが、気になる方は14mmのボルトを外して、キャリパーを外しておきましょう。
センタースタンドで作業している場合、ホイールは外して、前側に荷重がかかると、転倒する恐れがありますので、リア側に荷重がかかるように、ジャッキなどで上げておく必要があります。
気をつけて作業しましょう!!
これができれば、アクスルシャフトのナットを緩めて、ホイールを慎重に引き抜きます。

STEP2 古いタイヤをホイールから外す
外したホイールに取り付けられているタイヤを外します。
まずは、エアーを完全に抜いてから、タイヤレバーを使ってビードをリムから外していきます。

ここが地味に体力を使う工程です。リムを傷つけないよう、リムプロテクターを挟みながら少しずつレバーでこじっていきます。
外れたら、新しいタイヤを取り付けます。
回転方向を間違えないようにしましょう。
ビートクリームを塗る前に、新しいチューブを用意します。

STEP3 新品タイヤにビートクリームを塗布
新しいタイヤのビード部分と、ホイールのリム全体にビートクリームをたっぷり塗ります。

これを惜しむと本当に入らないので、全周にしっかり塗布するのがポイントです。
タイヤチェンジャーがないとできないと思っていましたが、意外とDIYでも組み込みはできます。
STEP4 新品タイヤをはめ込む
回転方向(矢印マーク)を確認して、軽点(黄色の◯)をタイヤバルブに合わせやすい位置を確認しながら、少しずつビードをリムに入れていきます。
リムを傷つけないように、リムプロテクターを使うことをおすすめします。
できれば、最初は手で組めるところまではハンドパワーで頑張って、残りをタイヤレバーで組み込むことをおすすめします。←カブのときは最後だけタイヤレバーを使用しています。
すべてタイヤレバーで行う場合は、最初にチューブを引っ掛けて、パンクさせないようにきをつけましょう!!
STEP5 ビードを上げて空気を入れる
タイヤがリムにはまったら、空気を注入してビードをとリムに密着させます。
ビートとリムにチューブが挟まれていないか確認しながら、徐々に空気を入れていきましょう。
規定の空気圧まで調整して完了です。

STEP6 ホイールバランスを取る
最後にホイールバランサーにセットして、バランスウェイトで重量バランスを調整します。
ここを省略すると、走行中にハンドルがブレたり振動が出たりするので、忘れずにしっかり調整しておきます。
STEP7 車体に取り付け
バランス調整が終わったホイールを車体に組み戻します。
基本的には、外した逆の手順になります。
仮で締め込んだ後に、シャフトを規定トルクで締めます。
5.5〜6.5kgmみたいです。←幅が大きい・・・
次にフロントフォークを上下にして、アクスルホルダーの前側から締めます。

ここは、1.8〜2.5kgmみたいです。
これもまた幅が大きい・・・
最後に、メーターケーブルを取り付けて、ブレーキキャリパーを外した場合は、これも取り付けておしまい!!
DIYタイヤ交換、やってみた感想
普段、カブばかり触ることが多いですが、車体が大きくなった分、気を遣うポイントが違いました。
絶対に転倒させないために、ジャッキで持ち上げたり、アルミリムに傷がつかないようにしたり。
ですが、自分でできない作業ではないと感じました。
バイク屋さんに頼めば確実で早いですが、自分で手をかけた分だけ愛着が増すのも事実です。GB400TTがどんどん自分のバイクになっていく感覚がありました。
まとめ
| 部位 | タイヤ銘柄・サイズ |
|---|---|
| フロント | ダンロップ 90/90-18 |
| リア | ダンロップ 110/90-18 |
足回りが新品になったことで、見た目の安心感がまったく違います。
タイヤ交換が終わって、安全に走らせるための準備がまた一歩進みました。
次回はバッテリー交換、そしていよいよエンジン始動にチャレンジする予定です。GB400TT復活まで、もうひと息!

コメント