現在36,200km走っている愛車のカブ90ですが、10万キロ走ることを目標に日々メンテナンスしています。
今回は、こんなところから異音・・・

ここから異音がなっている方は、これを疑っては!?
症状は、1速での走り出しに、たま〜に「ガタ」っとなる感じです。写真の青丸の部分に若干の衝撃がある感じです。
そのまま気にせず、乗っていると、「ガタ」っとなる頻度がだんだん多くなってきます。
そのうち、走っている時に2速で加速するタイミングでも「ガタ、ガタ」っとなります。
そうです。チェーンが滑っている感じです。
ということで、応急処置としては、チェーンを張れば改善されます。が、ごまかしごまかしやっていると、とんでもないことになります。
さてさて、チェーンが収まっているこの部分を疑って作業開始です!!

まずはチェーンカバーを取り外します。カバーは上下に分割されるイメージです。10mmのボルト4本で固定されています。(右上だけ少し長いです)
カバーを外せば、チェーンにアクセスできます。

チェーンは綺麗です。が、よく見ると

リアスプロケットが・・・
こんなに山がなくなっているのは初めてです。ここまで使用するのは危険です。
おそらく、ごまかし、ごまかし、ここまで来たことにより、スプロケットが削れ、鉄粉まみれになり、スプロケットの山がなくなったみたいです。
とりあえず、気づいてよかったです。
即交換します。
カブ90のスプロケットの丁数は、フロント15、リア39です。
キタコ KITACO 535-1086239 ドリブンスプロケット リヤ 420サイズ 39T ホンダ スーパーカブ50/70/90 リトルカブ CD50/90 ベンリィ50/90
今回は、排気量もクラッチもノーマルなので、純正の39丁を購入しました。
早速交換作業です。
まずはリアタイヤの右側からです。

リアタイヤの右側のブレーキロッドとブレーキを固定しているステーを外します。

取り外せば、次はリアホイールのシャフトを外します。

左側の19mmのナットを取り外します。(年式によっては、17mmもあります)
ここで、チェーンアジャスターを固定している23mmのナットを少し緩めました。

シャフトを抜けば、リアタイヤを取り外すことができます。内側はこんな感じです。
先ほど、少し緩めた23mmのナットを取り外せば、

お決まりの新品と比較です。

全然、違います。
現在、走行距離は36,200kmです。おそらく、今まで交換していないような・・・
よく頑張りました。

14mmのナット4本を外せば、古いスプロケットを取り外せます。

新しいスプロケットを取り付けます。ナット4本を対角に取り付けます。
(今回は写真がありませんが、真ん中の部分を綺麗に掃除して、グリスアップしています)

逆の手順で組み立てます。
チェーンを引っ掛けて、取り付けます。チェーンのテンションは最後に調整します。
次に、リアホイールを装着です。

リアホイールを装着し、シャフトにナットを取り付けます。

チェーンの張りは、シャフトの上に刻まれているメモリを見て、左右を合わせます。

新品のスプロケットですが、少し汚れましたが、山は元通りです。
最後に、チェーンカバーを取り付け、作業完了です。
今回は、フロントの15丁
購入していますが、交換はしていません。
まだ、交換時期ではなかったです。
乗り方のせいか、リアの荷重のせいか、フロントより、リアの方が消耗が激しかったでしす。こんなものか、個人差があるのかわかりませんが、定期的なメンテナンスで長く乗ることができます。
10万キロ走るために、こつこつメンテナンスをしていますが、いろいろ工具などが必要になりますので、自信のない方はプロに依頼することも検討しましょう。
自分で作業される方の参考になれば嬉しいです。
コメント