スーパーカブ90に長く乗っていると、走行中のリアタイヤ付近から「ゴトゴト音」や「発進時のショック」が気になってくることがあります。その原因の一つがホイールダンパーの劣化です。
今回は、実際にホイールダンパーを交換した体験をもとに、劣化の症状と交換手順を初心者向けにわかりやすく解説します。
ホイールダンパーとは?
ホイールダンパーとは、リアホイール内部に入っているゴム製の緩衝材で、エンジンの駆動力をリアホイールへ伝える際の衝撃を吸収する役割があります。
これがあることで、スムーズな加速と駆動系パーツの保護が実現されています。
劣化すると出る症状
ホイールダンパーはゴム製のため、年数とともに硬化・摩耗します。劣化すると次のような症状が出ます。
- 発進時や低速で**「ガクッ」としたショック**
- アクセルON/OFFでゴトゴト音
- リアホイールを手で回すと遊びが大きい
- チェーンやスプロケットを交換しても改善しない違和感
私のカブ90も、リアホイールの遊びが大きくなって、点検するとダンパーがカチカチに硬化し、隙間が目立つ状態でした。
交換の目安
- 走行距離:2~3万km以上
- 年数:10年以上無交換
- 中古のためで履歴不明(おそらく無交換)
これらに当てはまる場合は、一度点検・交換をおすすめします。
私のカブは35,000キロで、タイヤ交換をしたときに劣化しているのを確認していましたが、しばらく放置していました。今回は42500キロで交換しました。
今すぐ、どうにかなるという部品ではないように思いますが、交換後はブレーキの伝達が変わりました。
用意するもの
- 新品ホイールダンパー
- 工具(ソケットレンチ・メガネレンチ、スパナ類等)
- ゴムハンマー
【スーパーカブ90対応 ホイールダンパー】
交換手順
① ブレーキロッドを取り外す
センタースタンドを立て、ブレーキロッド、ブレーキに取り付けられているステーを外します。
ロッドのスプリングをなくさないように気をつけましょう!

② ホイールを外す
シャフトを抜けば、リアホイールを取り外すことができます。
中央には、ホイールダンパーが見えます。
固着している場合は、軽く揺すりながら外します。
かなり摩耗していて、黒い粉がついています。

③ 古いダンパーを取り外す
劣化したダンパーは、硬化していたり、ひび割れていることが多いです。
マイナスドライバーなどでこじらず、手で外せるように慎重に取り外します。
自分の場合は、外すというより、劣化しすぎて、勝手に外れてきました。

お決まりのビフォーアフター!!上が新しいもの。下が古いもので、硬化して、少し縮んでいます。
④ 新品ダンパーを装着
新品ダンパーを取り付けます。
すべて均等に収まっていることを確認してください。

⑤ 元通りに組み付け
スプロケットハブを戻し、ホイールを車体に組み付けます。
ついてにチェーン調整、アクスルナットの締め付け、ブレーキ調整を行います。

⑥ 最終確認
ホイールがスムーズに回るか、チェーンラインは合っているかを確認し、試走します。
交換後の変化
交換後は、
- 発進時のショックが明らかに軽減
- 駆動のつながりがスムーズ
- ブレーキのタッチ、伝わり方が変わった
と、体感できるほど効果がありました。
「もっと早く交換しておけばよかった」と思えるメンテナンスです。
作業時の注意点
- ナットの締め忘れ・緩みに注意
- チェーン調整はシャフトのメモリを左右均等
- 不安があればサービスマニュアル参照
- 作業後は必ず試走と再点検
安全第一で作業してください。
まとめ
スーパーカブ90のホイールダンパー交換は、工具があればDIYでも十分可能な作業です。
劣化を放置すると、駆動系パーツへの負担が増え、他のトラブルの原因にもなります。
発進時の違和感を感じたら、ぜひ一度点検・交換してみてください。
タイヤ交換や、ブレーキシューの交換の際に、ダンパーを点検することができますので、リアをバラす時には、確認することをおすすめします。
愛車の走りが、きっと生まれ変わります。

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