ホンダ純正オイルが進化!ウルトラG1→スタンダードの違いとカブへの影響を解説

カブ(その他)

🔧 はじめに

ホンダの純正オイル「ウルトラG1」は、長年にわたってカブユーザーをはじめとする多くのバイク乗りに愛用されてきました。
しかし近年、この「ウルトラG1」が“5W-30化”され、さらに「スタンダード」へと名称変更されています。
今まで、純正にこだわって使い続けてきたのに、オイルが変わるのなら、社外品のオイルの方がよかったのでは?今後も純正にこだわる必要がないのでは?など、過去を振り返り、考えることがあります。

今回は、

  • 旧G1(10W-30)と新G1(5W-30)の違い
  • 「スタンダード」になった理由
  • カブにとっての実際の影響

これらをわかりやすく解説していきます。


🧪 旧G1(10W-30)から新G1(5W-30)への変更点

まず最初の大きな変化は「粘度」です。

従来のウルトラG1は SAE 10W-30 の鉱物油でした。今となっては見ることがなくなったオイル缶。これは冬場でも一定の粘度を保ち、安定した油膜を形成する一方、低温時の始動性燃費面では少し不利でした。

そこでホンダは、ベースオイルを「鉱物油」から「部分合成油」に変更し、粘度を5W-30に変更。
これにより、エンジン始動直後のオイル流動性が高まり、摩擦損失を減らして燃費も向上しています。

🔹 低温始動性:旧比で約1〜2%向上
🔹 燃費性能:通勤クラスで約+1〜2%改善(ホンダ社内データより)

つまり、冬場や短距離走行が多いカブ乗りにとっては、より扱いやすいオイルになったわけです。


⚙️ 「スタンダード」への移行と設計意図

「ウルトラG1」という名前は、製品パッケージや呼称が「Pro Honda STANDARD」に統一されました。

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これは、ホンダ純正オイルのラインナップ整理の一環で、位置づけ的には“スタンダードグレード”として据えられています。

内容的には「旧G1(鉱物油)」→「新G1(部分合成油)」→「スタンダード(同等性能)」という流れです。

ホンダはこの変更にあたって、低粘度化による油膜低下の懸念をカバーする設計を行っています。
部分合成油を採用することで、

  • 酸化安定性(オイルの劣化しにくさ)
  • 油膜保持性能(高温時のエンジン保護)
    が、旧仕様より向上しています。

🛠️ カブへの実際の影響

カブシリーズ(スーパーカブ、リトルカブ、クロスカブなど)は空冷エンジンを採用しており、オイルの温度変化をダイレクトに受けやすい設計です。

旧G1のような10W-30では、真夏の渋滞や長時間の高回転走行で油温が上がると、やや重たく感じることがありました。
一方、新しい5W-30では、

  • 始動直後のエンジン音が軽くなる
  • レスポンスが良くなる
  • 燃費がわずかに伸びる

といった体感が得られるケースが多いです。

ただし、オイルが“サラサラすぎる”と感じる人もいるみたいです
それは粘度が下がった分、オイルの抵抗が減っている証拠でもありますが、熱ダレや油膜切れが不安になる方もいるでしょう。
しかし、ホンダは部分合成油+改良添加剤設計によって、同等以上の油膜保持性能を確保しています。
実際、夏場の連続走行でも油圧低下の兆候は少なく、クラッチ滑りも起きにくい設計です。


💡 おすすめの使い方と交換サイクル

交換サイクルは 2000kmごと を目安にすると良いでしょう。(これは個人的な主観です。乗りによっては、もっと早く交換することもおすすめします。)
また、オイルフィルター付きモデル(クロスカブ110など)はやや長めでもOKです。


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🚩 まとめ

項目旧G1(10W-30)新G1/スタンダード(5W-30)
ベースオイル鉱物油部分合成油
粘度10W-305W-30
特徴安定した油膜・オーソドックス始動性・燃費・レスポンス向上
カブへの影響夏場に強い年間通して軽快に走れる

低粘度化=油膜が薄くなる、という印象を持たれがちですが、実際には設計の進化で保護性能は同等以上に進化しています。
特にカブのように日常的に走るバイクにとっては、より扱いやすく、経済的なオイルへ進化したと言えるでしょう。

古いカブ90に、今まで入れていたウルトラG1ですが、決して悪かったわけではなく、問題はない認識です。
しかし、時代の流れで、より性能のいいオイルが純正で販売されることによって、より信頼のあるオイルで、長くカブが乗れることになるでしょう。


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