GSX400Sカタナ乗り必見!愛車を末永く走らせるためのブレーキフルード交換術

GSX400S

愛車GSX400Sカタナとの時間を大切に過ごしていますか? 鋭いスタイリングと爽快な走りが魅力のカタナを、いつまでも最高のコンディションで維持したいですよね。

今回は、安全で快適なライディングに欠かせないブレーキのメンテナンス、中でも「ブレーキフルード交換」について解説していきます。

ブレーキフルード交換の重要性

「ブレーキフルードって交換しなきゃダメなの?」

そう思っているカタナ乗りもいるかもしれません。エンジンオイルと違って減るものでもないし…と。

しかし、ブレーキフルードはライダーの安全を守る上で、エンジンオイルと同じくらい重要な役割を担っています。 その役割を理解した上で、適切な交換時期を知っておきましょう。

ブレーキフルードの役割

ブレーキフルードは、ブレーキレバーの操作を油圧でキャリパーのピストンに伝え、ブレーキパッドをディスクに押し付ける役割を担っています。

放置によるリスク

ブレーキフルードは、時間の経過や使用状況によって劣化し、水分を吸収してしまうという特性があります。水分を含んだブレーキフルードは、以下のようなリスクを引き起こす可能性があります。

  • ベーパーロック現象の発生: ブレーキフルード内の水分が沸騰し、気泡が発生することでブレーキが効きにくくなる現象。
  • ブレーキ系統の腐食: 水分を含むことで、ブレーキシステム内部の金属部品が錆びやすくなり、ブレーキの性能低下や故障の原因となる。

交換の目安

一般的に、ブレーキフルードは2年または20,000km走行を目安に交換することが推奨されています。しかし、保管状況や使用頻度によって劣化スピードは変化するため、定期的な点検が必要です。

基本的には、車検ごとにブレーキフルードの交換が必要になります。また、ブレーキパッドの交換の際も交換がおすすめです。

GSX400Sカタナのブレーキフルード交換方法

「自分でメンテナンスしてみるのもバイク乗りの醍醐味!」

そう考えているカタナ乗りのために、ここではブレーキフルードの交換手順を詳しく解説します。
ただし、作業は自己責任で行ってください。不安な場合は、バイクショップに依頼しましょう。

準備するもの

  • ブレーキフルード: DOT4を使用します。GSX400Sカタナの指定規格を確認しましょう。

  • ブレーキフルード交換用ツール: ワンウェイタイプのものが便利です。

  • メガネレンチ: 8mm、10mmのものが一般的です。
  • プラスドライバー
  • 廃油処理パック: ブレーキフルードは環境に有害なため、適切に処理しましょう。
  • ビニール手袋: ブレーキフルードが手につかないように保護しましょう。
  • ウエス: こぼれたブレーキフルードを拭き取ります。
  • ペットボトル: 古いブレーキフルードを入れるために使用します。(ブレーキフルード交換用ツールに容器があればいりません)
  • パーツクリーナー: ブレーキダストの掃除や、ブレーキフルードがこぼれた場合に掃除するために必要です。

  • LEDライト: 作業箇所を明るく照らします。

交換手順

  • 準備: バイクを平坦な場所に停め、エンジンを停止します。サイドスタンドではなく、できればセンタースタンドを使用しましょう。フロントブレーキは、カウルを外さなくてもできそうですが、作業スペースの確保のため、プラスネジ4本を外して作業しました!!
  • マスターシリンダーキャップの取り外し: マスターシリンダーキャップを緩め、ダイヤフラムを取り外します。万が一、ブレーキフルードがこぼれた場合のために、ウエスをセットしておきましょう!
  • 古いブレーキフルードの排出: キャリパーのブリーダープラグにレンチをかけ、交換用ツールを接続します。 ブリーダープラグを緩め、古いブレーキフルードを排出します。ブレーキレバーを握ったり、離したりを繰り返しながら、古いフルードを完全に排出します。

この場合ワンウェイバルブが取り付けられているものが便利です。それと写真では、ホースが下向きになっていますが、実際はボトルをブリーダープラグより上にセットしましょう。(エアーが逆に戻らないように)

  • 新しいブレーキフルードの注入: マスターシリンダーに新しいブレーキフルードを注ぎ込みます。
  • エア抜き作業: ブレーキレバーを数回握り、ブリーダープラグを緩めてエアを排出します。これを繰り返して、ブレーキライン内のエアを抜きます。マスターシリンダーのブレーキフルードがなくならないように見ておきます。
  • 確認: ブレーキレバーのタッチを確認し、問題なければブリーダープラグをしっかりと締め付けます。
  • マスターシリンダーの確認: マスターシリンダーのフルード量を調整し、キャップをしっかりと閉めます。
  • 後片付け: こぼれたブレーキフルードは、水で洗い流し、ウエスで拭き取ります。この作業は怠らないようにしてください。ブレーキフルードを垂れ流しにすれば、塗装が剥がれてしまいます。

まとめ

今回は、GSX400Sカタナのブレーキフルード交換について解説しました。

ブレーキフルードは、ライダーの安全を守るために非常に重要な役割を果たしています。定期的な交換と点検を怠らず、愛車GSX400Sカタナと末永く安全に走り続けましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました