ホンダのカブ90を長く乗っていると、どうしても消耗してしまうのがリアブレーキシュー。
ブレーキの効きが甘くなったり、キーキーと異音が出るようになったら交換のサインです。
また、リアブレーキの調整で、これ以上締めることができない場合も交換のサインです。
でも、「どんな工具を用意したらいいの?」「交換の手順がよくわからない…」と不安に思う方も多いですよね。
この記事では、実際に私がカブ90のリアブレーキシューを交換した流れを、写真付きで解説します。これを読めば、初めての方でも安心して作業できるはずです。
事前に準備するもの
まずは工具や部品を揃えるところから始めましょう。
- 交換用ブレーキシュー(カブ90専用)
→ デイトナ製 リアプロブレーキシュー適合:スーパーカブ90

👉 これだけ揃えばOK。特別な工具は不要なので、初心者でもチャレンジできます。
あとは、何があってもやってやろうという気持ちです!!
作業手順
① 後輪を取り外す
- 車体をセンタースタンドで立てる
- ブレーキロッドなどを外す
- アクスルナット(車軸のナット)を緩める
- リアタイヤを外す

👉 ブレーキロッドのナットは、手で回して外れますが、他は工具が必要になります。
ブレーキカバーに取り付けられている12mmのナットを外してフリーにして、シャフトを外します。
② ブレーキドラムを開ける
ホイールを外すと、中にブレーキドラムが見えます。ドラムを引き抜くと、ブレーキシューが現れます。

👉 前回のリアタイヤ交換の時に、ブレーキダストを掃除していましたので、ドラム内は比較的綺麗です。汚い場合は、エアブローしたり、ブレーキクリーナーで汚れを落としておきましょう。
③ ブレーキシューを取り外す
- スプリングで固定されているので、マイナスドライバーなどを使って慎重に外します。(手で外すことも可能です。←怪我しないように気をつけてください)
- 外したシューは摩耗して薄くなっているのが分かるはずです。

👉 お決まりのビフォアアフター!!右側は汚れが・・・
よく見ると、シューの厚みが違います。新しいものは、厚みがあります。
古いものは、まだ使えると思っていますが、新しいものを見れば、かなり摩耗していたのがわかります。
④ 新しいシューを取り付ける
- 新品のブレーキシューを、元の位置に取り付けます。
- 可動部分とスプリング部分には薄くグリスを塗布して動きをスムーズにしましょう。
👉 外した逆の手順で組み込みます。
⑤ ドラムとタイヤを戻す
- ドラムを元に戻す
- 後輪を取り付け、アクスルナットを締める
- ブレーキロッドとステーを取り付けて、フットブレーキ遊びが適切か確認
👉 注意:交換前と同じくらいの遊び幅に調整しましょう。交換前の遊びが大きい場合は調整しましょう。
新たなブレーキの効きは、古いものと変わります。
交換後のチェック
- バイクを押して前後に動かし、ブレーキが効くか確認
- 調整で引きずりがないか、走行前に必ず確認しましょう
- 実際に低速で試走し、ブレーキの効き具合を確認
👉 違和感があれば、再度調整しましょう。
まとめ
カブ90のリアブレーキシュー交換は、工具と部品さえ揃えば初心者でもできる整備です。
お店に頼むと工賃がかかりますが、自分で作業すれば部品代だけで済みます。
愛車を長く安全に乗るために、ぜひチャレンジしてみてください。
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今回交換したブレーキシューは、
ですが、過去に使用したシューでは、
👉 デイトナが効きがいいイメージがあります。お値段分の性能があると思います。
ブレーキは止まるための大切な部品です。交換前より性能が劣化しないように、ある程度いいパーツを選びましょう!!
自分で交換を迷っている方の参考になれば嬉しいです!!
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