ミラココアに乗っていると、走行中に「カタカタ」「コトコト」といった異音が気になったり、ハンドルを切ったときに小さな振動が出たりすることがあります。
特に走り出した低速時に、ハンドルをいっぱい切ったら、「コトコト」と音がなり、ハンドルを真っ直ぐにすれば、音が止まる。
こうした症状の原因として多いのがドライブシャフト(等速ジョイント)の劣化です。
今回は、私が実際にミラココアの左ドライブシャフトを交換した作業手順を、写真付きで分かりやすくまとめました。この記事だけで作業が完結できるよう、必要な工具や注意点もすべて解説しています。
1. ドライブシャフト交換が必要な症状
以下の症状があれば、ドライブシャフト交換を検討しても良いサインです。
- 発進時や低速走行で「カタッ」「パキッ」という音がする
- ハンドルを切ったときに異音が発生する
- ドライブシャフトブーツの破れ
- グリスが飛び散っている
- 振動が増えた
私のミラココアも低速旋回時の異音が出ており、点検したところジョイント部のガタが確認できたため、今回の交換に踏み切りました。
ブーツの破れのみで、早期に発見でき、ガタがなければドライブシャフトの交換は必要ないと思います。その場合は、ブーツのみの交換が必要になります。
フロントのアウター側です↓
フロントのインナー側です↓
分割式なので、シャフトを抜く必要がありませんので便利です。
2. 交換作業で準備するもの
今回は、日常使いしている工具のほか、作業中にいろいろあって、近所のストレートへ走ることになりました。
シャフトを抜く際に、ネット情報ではタイヤレバーで外すことができるとあったため、タイヤレバーしか準備していませんでした。
そのため、
今回の作業で特に役に立った工具はこれです。
- プライバーセット
固着した部品をこじる・押し出す作業に必須。
2往復するのが面倒だったため、2つアイテムを購入しました。
- インナードライブシャフトプライバー
ドライブシャフトをミッション側から安全に抜くための専用工具。
結果的には、プライバーセットが大活躍でした。
「本気で作業するなら、これは絶対あった方がいい」と感じたほど便利でした。
このほかに使用した工具:
- 30mmハブナットソケット
- スピンナーハンドル
- トルクレンチ
- 17mm・14mmのメガネ/ソケット
- ジャッキ・ウマ
- ラジオペンチ
- ハンマー
- 新品ドライブシャフト(社外品OK)
3. 作業手順
ここからは、実際に交換した際の手順を順番に説明します。
◆ Step1:ハブナットを緩める
まず、タイヤを地面に付けたままハブナットを緩めます。
この時、ハブナットはカシメられていますので、起こしてから30mmのソケットで緩めます。

ミラココアは30mmのハブナットです。かなり固いので、ブレーカーバーやスピンナーハンドルが必須です。※ハブナットの「カシメ」部分はラジオペンチなどで起こします。
◆ Step2:車をジャッキアップし、タイヤを外す
ウマを確実にかけ、必ず安全を確保して作業します。
タイヤを外すと、ハブ・ナックルまわりが見えるようになります。

◆ Step3:タイロットエンドを外す
14mmのナットを外し、タイロットエンドを上方向へ抜きます。
固着している場合はハンマーで軽くショックを与えるとスムーズです。

◆ Step4:ハブ側からドライブシャフトを抜く
正しい手順はわかりませんが、ナックルの2本のボルトを取り外しハブ側をフリーにします。
この際には、ブレーキキャリパーを外してフックに引っ掛けておきます。

ナックルを手前に引きながら、シャフトを引き抜きます。

ここまでの手順では、そこまで時間はかかりませんでした。
◆ Step5:ミッション側のドライブシャフトを外す(重要)
ここが今回の作業のポイントです。
ミッション側のシャフトは、内部のクリップで固定されているため、まっすぐ引き抜かないと抜けません。
手ではほぼ無理なので、プライバーセットを使用しました。テコの原理で差し込み、クッと力をかけるとに「スポッ」と抜けます。
※最初はネット情報から、タイヤレバーで戦っていましたが、なかなか外れず、1時間が経過しようとしたところで、工具を買いに走りました。

ちなみに450mmのプライバーで外すことができました。300mmでは力が及びませんでした。
◆ Step6:新品シャフトを取り付ける
取り外しと逆の手順で組み付けます。
まずは、お決まりのビフォーアフター!!

外観はそれほど傷んでなくても、中身はガタがきています。
新しいものを取り付けます。
ミッション側へ押し込み、軽く叩くようにして挿入します。
見てわかるように、付け根からはCVTのオイルが漏れています。(受け皿を用意しておきましょう)

この後は、取り外した逆の手順で取り付けていきます。
◆ Step7:ハブナットを締め、折り曲げる
最後にハブナットを規定トルク(196N·m前後29N·m)で締め付け、
カシメ部分を折り曲げて固定すれば作業完了です。

タイヤを戻して、試走で異音が消えているか確認します。
4. 作業して感じたポイント
実際に作業してみて感じた重要ポイントは以下のとおりです。
- ミッション側はプライバーがないとほぼ無理
- ハブナットはかなり固いので、安全に体重を使う
- 社外の新品シャフトでも問題なく装着できた(耐久性はわかりませんが、一定期間保証があります)
- 異音が消えて、走りが非常にスムーズに!
特に「プライバー」は、最初から買って、今回の交換に挑めばよかった工具でした。
5. まとめ|ミラココアのドライブシャフト交換はDIYでも可能
ドライブシャフト交換というと難しそうに感じますが、
写真付きで手順を追えばDIYでも十分作業できます。
- 必要工具を揃える
- 安全にジャッキアップする
- 専用工具で確実に抜く
- 規定トルクでしっかり締める
これらを守れば、初心者でも作業は可能です。
工具は今回紹介したプライバーセットがあれば、作業の難易度がグッと下がります。
ちなみに、インナーシャフトプライバーは、取り扱い方が下手だったせいか、軽自動車(ココア)には、入るスペースがなく、使用することができませんでした。
専門的な知識が必要になりますので、このような部品の交換は、プロに依頼することをおすすめします。もし、DIYで挑戦される方で、このブログが参考になれば嬉しいです!!

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