今回は、軽トラの定番モデルである
スズキ キャリイのタイロッドエンドブーツ交換を行いました。
ただ、キャリイと言っても、初年度登録が平成10年のDD51Tの型式になります。
なかなかのお年寄りですが、まだまだ現役で活躍できる軽トラです。
車検前点検でブーツのひび割れを確認。この状態では車検が微妙なため、部品交換で対応しました。
タイロッドエンドブーツとは?
タイロッドエンドブーツは、ステアリングの連結部を保護するゴムカバーです。
ここが破れると、
- 内部グリスが流出
- 水・砂の侵入
- ガタ発生
- 車検不合格
につながります。ゴム部品なので、年式の古い軽トラでは特に劣化が進みやすいポイントです。
今回準備したもの
- DD51T適合タイロッドエンドブーツ
- ブーツバンド(今回は使いまわし←おすすめしません)
- ジャッキ+ウマ
- タイヤレンチ
- メガネレンチ
- 割りピン(新品)
- プーラー(あると安全)
- パーツクリーナー
- グリス
交換手順(写真対応セクション)
① ジャッキアップ・ホイール取り外し
前輪を持ち上げ、必ずウマを使用して安全確保。ホイールを外します。

② 割りピンとナットを外す
タイロッドエンドの割りピンを抜き、固定ナットを緩めます。割りピンは再使用せず新品に交換します。
ブーツは綺麗に見えますが、ヒビが入っていて、もうすぐ破れそうな感じでした。

③ タイロッドエンドを分離
ナックルからタイロッドエンドを分離します。
このタイロットエンドセパレーターがあれば便利です。


プーラーを挟み込んで、ハンマーで叩きます。今回は、軽く叩いた瞬間に、ガコッと外れました。

④ 古いブーツを取り外す
劣化したブーツをめくって取り外します。内部の古いグリスや汚れをパーツクリーナーで清掃します。

⑤ グリス確認・補充
ガタやサビがないか確認し、新しいグリスを補充しておきましょう。
⑥ 新品ブーツ装着
ねじれないように差し込みます。

入り浅いとすぐ外れるため、溝位置まで確実に入れます。これは、工具も使わず、手で入ります。細いマイナスドライバーを内側に差し込んで破らないようにしましょう。
⑦ バンド固定

バンドでしっかり固定します。ここが甘いとグリス漏れたり、ブーツが外れたりします。
⑧ 復元・締付
元通り組み付け、規定トルクで締付。割りピンを挿入して完了です。
作業時の重要ポイント
- ブーツの座り位置を必ず確認
- バンド固定は確実に
- 割りピンは新品使用
- ガタついでにチェック
- 左右同時点検がおすすめ
作業時間と難易度
作業時間:約45〜60分
難易度:★★☆☆☆(中級DIYレベル)
足回り作業ですが、特殊調整は不要なので比較的取り組みやすい部類です。
車検前整備としてのメリット
- 不合格リスク回避
- 操舵系の安心確保
- 部品代が安い
- DIY向き作業
軽トラは部品が安価で構造もシンプルなので、こうしたゴム部品はDIY交換が非常に合理的です。
プラモデルの延長のようなメンテンナスですが、簡単なようで難しい。けど、事前学習で何とかなるメンテナンスだと思います。
不安な方はショップにおまかせしましょう。
DIYを試みる方の参考になれば嬉しいです。

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