スーパーカブ乗りの皆さん、愛車のブレーキは万全ですか? 日々の足として活躍してくれるスーパーカブにとって、ブレーキは安全を左右する最重要パーツ。特にフロントブレーキは制動の大部分を担うため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回は、スーパーカブのフロントブレーキを自分で清掃する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。愛車の制動力を蘇らせ、快適で安全なカブライフを送りましょう!
1. 準備するもの
- メガネレンチ (12mm、17mm)年式によって14mmも必要です!!
- パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)
- ウエス
- グリス
- ゴムハンマー (固着がひどい場合)
- 耐熱グリス
- ゴム手袋
2. 作業手順
(1) ブレーキ周りのパーツを確認
まずは、ブレーキレバーを握った時の感触を確かめましょう。引っかかりや違和感があれば、清掃のサインです。ブレーキパッドの残量も確認し、減っていたら交換が必要です。
(2) フロントブレーキの分解
- カブをセンタースタンドで立て、ハンドルを左右に切って作業しやすい向きにします。
- ブレーキレバーの遊びを調整するナットを緩めます。
- メガネレンチを使って、フロントシャフトを固定しているボルトを緩め、フロントホイールを外します。

(3) ブレーキダストの清掃
- ホイール内とブレーキシューにはブレーキダストが付着しています。吸引しないように気をつけましょう!!

(4) 清掃
- ブレーキシューが汚れている場合は、ブレーキクリーナーとウエスで清掃します。

ブレーキシューを綺麗にしておきます!!

- ホイール側も綺麗に!!

- エアーでブローするだけでも効きに変化はあると思います!!(気持ち)
- ブレーキシューが減っている場合は、交換を検討しましょう。
(5) 各部のグリスアップ
- ブレーキシュー軸部分に、耐熱グリスを塗布します。
- 金属同士やスプリングが接触する部分をグリスアップしておきましょう!!
- グリスアップは、ブレーキの動きを滑らかにし、部品の摩耗を防ぐ効果があります。
(6) 組付け
分解と逆の手順で、各パーツを組み付けていきます。
- ホイールにブレーキを取り付け、フロントフォークにシャフトを通してナットを締め付けます。

取り付けが完了したら、ブレーキレバーの遊びを調整します。
(7) 最終確認
- ブレーキレバーを数回握り、ブレーキの効き具合を確認します。
- ブレーキの引きずりや異音が無いかを確認します。
- 必要であれば、ブレーキの遊びを再調整します。
3. 注意点
- ブレーキは安全に直結する重要なパーツです。作業に不安がある場合は、無理せずバイクショップに依頼しましょう。
- ブレーキクリーナーやパーツクリーナーは、塗装面やゴム部品に付着すると劣化させる可能性があります。使用には注意し、付着した場合はすぐに拭き取りましょう。
- 作業後は、ブレーキの効き具合を十分に確認してから走行しましょう。
4. まとめ
今回は、スーパーカブのフロントブレーキ清掃の方法について解説しました。定期的な清掃は、ブレーキの性能を維持し、安全な走行に繋がります。愛車の状態をこまめにチェックし、快適なカブライフを楽しみましょう!
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