スーパーカブ90は、経済的でタフなバイクとして、通勤・通学からツーリングまで幅広く愛用されています。しかし、日々のメンテナンスを怠ると、その性能を十分に発揮できません。特に、タイヤは走行性能や安全性に直結する重要なパーツ。適切な時期に交換することが、安全で快適なカブライフを送る秘訣です。
今回は、スーパーカブ90のタイヤ交換時期を見極めるポイントを6つ、分かりやすく解説します。
1. 走行距離:目安は何km?
一般的に、バイクのタイヤ交換の目安は走行距離10,000km程度と言われています。しかし、これはあくまで目安。スーパーカブ90の場合、車重が軽く、タイヤへの負担が少ないですが、フロントタイヤとリアタイヤでの負担の違いや、二人乗りが多い、荷物を積むなど、様々な条件で変わります。また、タイヤメーカーでも耐久性が違うため、一概に距離で判断することが困難です。そのため、以下のことに注意して判断しましょう!!
2. タイヤ溝の残量:スリップサインを見逃すな!
タイヤ交換時期を判断する上で、最も重要なのがタイヤ溝の残量です。タイヤの溝には、摩耗限度を示す「スリップサイン」と呼ばれる突起があります。スリップサインが出現したら、速やかにタイヤを交換しましょう。

ポイント: スリップサインはタイヤの側面の▲表示されているので、その延長線上の溝を確認しましょう。

3. タイヤのひび割れ:劣化のサインを見逃さない
タイヤの側面や溝に、細かいひび割れが発生している場合は、タイヤのゴムが劣化しているサインです。ひび割れが進行すると、走行中にバーストする危険性もあるため、早めの交換が必要です。

ポイント: ひび割れは、直射日光や雨風にさらされることで進行しやすくなります。保管場所に気を配りましょう。タイヤの溝が残っていても、側面にひび割れが発生している場合は気をつけましょう!!
4. タイヤの硬化:ゴムの弾力をチェック!
タイヤのゴムは、時間の経過とともに硬化していきます。硬化したタイヤは、グリップ力が低下し、スリップしやすくなるため大変危険です。タイヤを指で押してみて、弾力がなくなっていると感じたら交換のサインです。
ポイント: タイヤの空気圧が低い状態が続くと、タイヤの側面が変形しやすく、ひび割れや硬化を招きやすくなります。こまめな空気圧チェックを心がけましょう。カブ90は、ビジネスバイクの代名詞。スポーティな走りをするバイクではありませんが、著しい硬化が認められる(なかなか判断はできません)場合は、交換がおすすめです!!
5. タイヤの製造年週:古すぎるタイヤは危険!
タイヤの側面には、製造年週を示す4桁の数字が刻印されています。例えば、「1224」とあれば、2024年の12週目に製造されたことを意味します。製造から5年以上経過したタイヤは、たとえ溝が残っていても交換が推奨されます。
ポイント: 中古のスーパーカブ90を購入した場合などは、タイヤの製造年週を必ず確認しましょう。
6. 走行時の違和感:いつもと違う?と感じたら要注意!
走行中に「いつもより重たい感じ」「ハンドルがとられる」「ブレーキが効きにくい」「まっすぐ走りにくい」などの違和感を感じたら、タイヤに何らかのトラブルが発生している可能性があります。速やかに停車し、タイヤの状態を確認しましょう。
ポイント: タイヤは、パンクなどの急なトラブル以外にも、徐々に性能が低下していくものです。日頃から愛車の状態に気を配り、異変を感じたら早めに対処することが大切です。
まとめ
今回は、スーパーカブ90のタイヤ交換時期を見極めるポイントを紹介しました。タイヤは、安全で快適な走行に欠かせないパーツです。定期的な点検と適切な交換を心がけ、愛車と長く楽しい時間を過ごしましょう!
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