「エンジンから変な音がする…」
「低回転でカチャカチャ鳴るのに、回すと消える」
「オイルは入ってるし、タペットも問題なし…」
このようなカブ90のエンジン異音で悩んでいませんか?
結論から言うと、
私のカブ90の異音の原因は《カムチェーンの伸び》でした。
以前、カムチェーンのスプリングを交換して、一時的には改善しましたが、その後、しばらくすると、また異音が鳴りました。
この記事では、
- 実際に出ていた異音の症状
- 原因を切り分けていった過程
- カムチェーン交換でどう変わったか
- 同じ症状の人が最初にやるべきこと
を、写真付き・初心者目線で解説します。
こんな症状が出ていませんか?【要チェック】
まずは、私のカブ90で実際に出ていた症状です。
- エンジン始動直後に「カチャカチャ」「シャラシャラ」音
- アイドリング〜低回転で特に音が大きい
- 回転数を上げると異音が消える
- エンジン左側から聞こえる感じ
- オイル量・オイル状態は正常
- タペット調整をしても改善しない
👉 この条件に当てはまる人は、カムチェーンが怪しいです。
最初に疑った原因と、除外したポイント
異音が出たとき、私もいきなり「カムチェーンだ!」とは思いませんでした。
① タペット音
- 調整済み
- 規定値内
- 音質が「乾いた打音」ではない
→ 可能性低いです。そもそも、ノーマルエンジン、ヘッドでタペット調整をしなければならないことはあまり考えられないです。
② クラッチ・一次側
- クラッチ操作で音に変化なし
- 走行中も同じ音
→ 可能性低いです。滑っている感じもないし、ミッションの入りにも問題はないです。
③ カムチェーンテンショナー
- テンショナー調整して、ちょっとしてからも異音が発生
→ ここで確信
原因は「カムチェーンの伸び」でした
エンジンを開けて確認したところ、
カムチェーンが明らかに伸びていました。

- テンショナーが限界位置
- チェーンに遊びが出ている
- カムスプロケットとの噛み合いも甘い
これでは、
低回転時にチェーンが暴れて異音が出るのも納得です。
カムチェーン交換作業の流れ
左側のカバーの取り外し

まずは、シフトペダルを外して、サイドカバーを外します。
それと、カムスプロケットを取り外すために、カバーを開けます。

この作業は、シフトの10mmとカバーの8mmのボルトを外すだけです。
フライホイールのF点を上側の切り欠きに合わせて、上死点を出しておきます。
カムスプロケットは、左側に◯印がある状態です。この状態で、ミッションをニュートラルから1速に入れています。

プーリー外しを使用して、フライホイールを固定して、中心の14mmのナットを取り外します。
フライホイールプーラーを使用して、フライホイールを外しました。

外れると、中からコイルが出てきます。
ここのプラスネジは固いので、ショックドライバーを使用して外しました。上下に1本ずつあります。

テンショナーがチェーンを押していますが、遊びが大きい感じがあります。
結局、作業スペースを確保するために、ヘッドを取り外しました。

キャブレターの付け根、ヘッドのナット4本を取り外して、古いカムチェーンを取り外して

お決まりの比較です。右側が古いもので、若干長くなっています。
逆の手順で、新しいカムチェーンを取り付けます。

ついでに、

交換しました。

ヘッドは、カムチェーンの部分が若干削れているのがわかります。異音の原因は、この部分に当たっていたのでしょう。(写真左上)
交換後の変化|異音はどうなった?
結果は…
👉 異音、完全に消えました。
- アイドリング時:静か
- 低回転:カチャ音なし
- エンジン全体がスムーズ
正直、
「こんなに変わるのか…」と驚いたレベルです。
同じ症状の人が最初にやるべきチェック項目
異音が出たら、いきなり分解する前に👇
- オイル量・粘度確認
- タペットクリアランス確認
- カムチェーンテンショナー調整
- テンショナー調整代の残りを確認
👉 テンショナーが限界なら、カムチェーン交換を強くおすすめします。
今回使用した部品・工具
🔧 使用した主な部品
カムチェーンは純正ではなく、強化チェーンを選択しました。
なかなかこの作業はしないので、ローラーも交換しました。
🔧 あると便利な工具
フライホイールを外す特殊工具
※安価な社外品でも問題ありませんでした。
まとめ|カブ90の異音は「放置しない」が正解
カブは頑丈ですが、
異音はエンジンからの重要なサインです。
- 音が小さいから
- 走れるから
と放置すると、
最悪はバルブタイミングズレてしまってエンジン損傷もあり得ます。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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