カブ90のフロントタイヤ交換方法|必要工具・手順・注意点を徹底解説!

カブ(その他)

はじめに

ホンダのスーパーカブ90は耐久性が高く、日常の足として今でも人気の高い名車です。
しかし、走行距離が伸びてくると避けて通れないのが「タイヤ交換」。
特にフロントタイヤの摩耗はブレーキ操作やコーナリングに影響するため、早めの交換が安全です。

この記事では、自分でできるカブ90のフロントタイヤ交換方法を詳しく解説します。
工具や部品の選び方、作業のコツまで紹介しますので、初めての方でも安心です。


必要な工具・部品

まずは作業に必要な工具と部品を準備しましょう。

工具

  • メガネレンチ(10・12・14・17・19mm)
  • タイヤレバー × 2〜3本
  • エアゲージ(なければガソリンスタンドへ)
  • ビードワックス(なければ中性洗剤でも可)
  • スタンドやブロック(車体を浮かせるため)

部品

  • フロントタイヤ(例:2.50-17 サイズ)
  • チューブ
  • リムバンド

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① 車体を安定させる

まずは安全に作業できるよう、センタースタンドを立てて車体を安定させます。
フロントを浮かせるため、ブロックやジャッキなどをエンジン下に入れて前輪が地面から離れるようにします。
このとき、車体が倒れないよう左右のバランスに注意してください。


② フロントホイールを取り外す

  1. ブレーキケーブル(前ドラム)を緩めます。
  2. フロントアクスルシャフトのナット(17と12mm)を緩め、シャフトを抜きます。
  3. ホイールを前方に抜き取り、車体から外します。

ブレーキロッドに取り付けられているアジャスターナットを緩めます。写真は緩めた状態ですが、取り外した方が作業はやりやすいです。

反対側の12mmのシャフトを固定して、17mmのナットを取り外します。

シャフトを抜いた後は、前側へスライドさせるように動かすと、このような状態になります。


③ タイヤをホイールから外す

  1. 空気を完全に抜き、バルブを取り外します。
  2. タイヤレバーを使い、片側のビードをリムから外します。
  3. チューブを傷つけないように注意しながら取り出します。
  4. もう片側のビードも外し、古いタイヤをホイールから取り外します。

まずは、バルブを緩めてエアーを抜きます。
付け根の12mmのナットを取り外します。

タイヤレバーを使って、古いタイヤを取り外します。
リム内部を確認し、サビや尖った箇所がないか点検しましょう。
また、リムバンドが劣化していたら必ず新品に交換します。


④ 新しいタイヤとチューブを組み付ける

  1. 新品のリムバンドを取り付けます。
  2. タイヤの片側ビードをはめ込みます。
  3. チューブに少し空気を入れ、形を整えてからタイヤ内部に入れます。
  4. バルブをリム穴に通し、ナットで軽く仮止めします。
  5. もう片側のビードをタイヤレバーでゆっくりはめ込みます。

今回、交換する新しいタイヤは、ヨコハマタイヤです。

2025年15周目のタイヤです。
この面にビートワックスを塗ります。
ビードワックスがない場合は、中性洗剤を薄く塗るとスムーズに入ります。

片側が入った後に、チューブを入れます。
今回は、使いまわしを考えましたが、結局は新しいチューブを入れました。

片側を入れた隙間から、新しいチューブを入れます。

バルブを取り出し、ナットを仮締めしておきます。
次に、タイヤ内にチューブを全部入れます。

手で入るところまでは手で入れました。チューブに傷がつかないように気をつけてください。
タイヤレバーがチューブに当たって傷がつくと、新品でもパンクしてしまいます。


⑤ 空気を入れて確認

  1. タイヤを少しずつ膨らませ、ビードがしっかり上がるか確認します。
  2. エア圧はフロント約2.0kgf/cm²(200kPa)が目安です。
  3. 回転方向矢印が正しい向きに取り付けられているか確認します。

⑥ ホイールを車体に戻す

  1. ブレーキパネルを正しい位置セットして、ホイールを元に戻します。
  2. アクスルシャフトを通し、ナットを締めます。
  3. ブレーキのアジャスターナットを取り付けて、遊びを調整してレバー操作を確認します。

⑦ 試走チェック

交換後は短い距離でブレーキやハンドリングの感触を確認します。
タイヤの馴染みが出るまでの最初の50kmは、急発進、急ブレーキや急カーブを避けるようにしましょう。


まとめ

フロントタイヤ交換は、一見難しそうに感じますが、手順を押さえればカブオーナーでも十分DIYで可能な整備です。

  • 安全のため早めの交換を意識する
  • チューブ・リムバンドも同時交換する
  • 作業前に必要工具をそろえる

この3点を守れば、長く安心して愛車に乗り続けられます。

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