ホンダのカブ70は、その丈夫さと燃費の良さから「一生モノ」とも呼ばれるほど信頼性の高いバイクです。しかし、どんなに頑丈なバイクでも、日々の点検や定期的なメンテナンスを怠ると、調子を崩したり思わぬ故障につながります。
この記事では、カブ70の定期点検で押さえておきたい項目を初心者の方にもわかりやすく紹介します。実際の作業写真も交えながら解説しますので、ご自身のカブ点検の参考にしてください。
1. エンジンまわりの点検
エンジンオイル
エンジンの寿命を大きく左右するのがオイルです。量のチェックと汚れ具合を確認し、1,000〜2,000kmごとに交換するのがおすすめです。
- 交換目安:1,000〜2,000kmごと
- 使用オイル:ホンダ純正スタンダード(以前はウルトラG1(10W-30))

スパークプラグ
点火不良や始動性の悪化は、プラグの劣化が原因であることも多いです。電極が摩耗していたら交換を。
- 交換目安:3,000〜5,000km
- 使用プラグ:NGK スパークプラグ(CR6HSA)

エアクリーナー
ホコリやゴミを取り除くエアクリーナーは、詰まると燃費やパワーに影響します。清掃や交換を定期的に行いましょう。
- 清掃目安:2,000kmごと
- 交換目安:10,000kmごと
- 部品:純正エアクリーナーエレメント
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2. 電装系の点検
バッテリー
液量が減っていないか、端子に腐食や緩みがないかを確認します。ホーンの音が小さい、点火系やライトに不具合が出たら要注意です。
- 部品例:カブ70対応 バッテリー
ライト・ウインカー・ホーン
すべての灯火類が正常に点灯するか確認します。特に夜間走行前には必ずチェックを。
3. 操作系の点検
スロットル(アクセル)
戻りがスムーズかどうかを確認。動きが渋い場合はワイヤーに注油が必要です。
- 注油:ワイヤー用潤滑スプレー
ブレーキ
前後ブレーキの遊び量と効きを確認します。ブレーキシューが減っていたら交換しましょう。
- 部品例:カブ70用ブレーキシュー

遊びが大きい場合は、アジャスタースクリューで調整しておきましょう

フットブレーキを踏んで、遊びが多ければ

閉めすぎて、遊びがなくなったり、ブレーキの引きずりがないようにしましょう
4. 足まわりの点検
タイヤ
空気圧を測り、摩耗やひび割れがないかチェック。溝が1.6mm以下なら交換必須です。
- タイヤ リア:IRC製 スーパーカブ対応タイヤ リア
- タイヤ フロント:IRC製 フロントタイヤ

タイヤの側面にある▲マークから、接地面に沿っていけば、スリップサインがわかります

サスペンション
前後サスの動きが固くないか確認します。
5. 駆動系の点検
チェーン
チェーンの張り具合を確認し、必要に応じて調整・給油します。伸びすぎている場合は交換を。
- 部品例:420サイズドライブチェーン
- メンテナンス:チェーンルブ
6. 車体・排気系
- フレームやスタンドの亀裂・サビの有無
- マフラーの固定状態や排気漏れの確認
- ボルト・ナットの増し締め
まとめ
カブ70は丈夫なバイクですが、定期点検を欠かさずに行うことが長く乗り続ける秘訣です。
「オイルは1,000kmごとに交換」「タイヤやブレーキは安全に直結」など、日常的に確認しておくことで、大きなトラブルを防げます。
鉄カブが走っているのを見る機会が徐々に減ってきています。
カブ90や70は貴重な存在になりつつあります。
110ccや125ccのインジェクションも魅力的ですが、キャブレターの鉄カブも楽しいのりものです。
手をかければ、ずっと乗れるカブです。
定期的なメンテナンスと安全運転で、楽しいカブライフを!!
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