ハーレーダビッドソンのスポーツスター883は、独特の鼓動とスタイルが魅力のバイクですが、長く乗っていると避けて通れないのがバッテリー交換です。
今回は、実際にスポーツスター883のバッテリーを交換した手順をまとめました。これから自分で交換したい方や、どのバッテリーを選べばいいか迷っている方の参考になればと思います。
■ バッテリー交換のタイミング
まず、バッテリー交換の目安は2〜3年。
次のような症状が出たら交換を検討しましょう。
- セルの回りが弱い、エンジン始動が重い
- ウインカーやライトが暗い
- 長期間乗らず、充電してもすぐに電圧が下がる
私の883は、年間走行距離も少ないですが、バッテリー寿命はかなり長いイメージがありました。
前回は、6年交換しなくても全く大丈夫でした。(バッテリー上る前に交換)
今回は、ハズレを引いたのか、3年しないくらいでバッテリーがダメになりましたので新品に交換しました。
■ 使用する工具と準備物
交換作業はとてもシンプルですが、ハーレーのバッテリーは少し狭い位置にあるため、工具の準備が大切です。
準備したもの:
- プラスドライバー
- 10mmソケットレンチ
- 作業用グローブ
- 新しいバッテリー
- 絶縁テープ(端子保護用)
作業前に必ずキーを抜き、イグニッションOFFにしておきましょう。
■ スポーツスター883のバッテリー位置
スポーツスター883のバッテリーは左サイドカバーの内側にあります。
まず、シートを外し、左サイドカバーを手前に引いて外します。
カスタム車両の場合、バッテリーが移設されていることがありますので、交換前に確認することをおすすめします。
私の車両は、サイドカバーの固定バンドのボルトを取り外せば、バッテリーにアクセスすることができます。
■ 取り外し手順(マイナスから外すのが鉄則)
バッテリーの端子を外す順番はマイナス(黒)→プラス(赤)です。
逆に取り付けるときはプラス→マイナスになります。
- マイナス端子を10mmで外す
- プラス端子を外す
- ゆっくりとバッテリーを引き抜く
重さがあるので、倒さないように注意してください。
特に純正バッテリーは約6〜7kgほどあります。

■ 新しいバッテリーを取り付ける
新しいバッテリーをセットする前に、**端子の極性(+と−)**を確認します。
逆に取り付けるとヒューズが飛ぶ危険があるので要注意。
取り付け手順は以下の通りです。
- 新しいバッテリーをケースに収める
- プラス端子(赤)を接続
- マイナス端子(黒)を接続
- 固定バンドでしっかり固定
- サイドカバーとシートを戻す
これで交換完了です。
作業時間はおよそ20〜30分ほどでした。
■ おすすめの互換バッテリー
純正品も安心ですが、コスパを考えると互換バッテリーも非常に優秀です。
私は今回、楽天で人気の「YTX20-BS」に互換のあるバッテリー「PTX20ーBS」を選びました。
- ジェルバッテリー
- 液入り充電済みで届いてすぐ使える
- スポーツスター883(XL883・XL1200シリーズ)対応
- 1年保証付き
また、もう少し価格を抑えたい方には以下のタイプもおすすめです。
■ 交換後のチェックポイント
交換が終わったら、次の3つを必ず確認しましょう。
- セルの回り具合(スムーズに始動するか)
- ライトやウインカーの明るさ
- 端子がしっかり固定されているか(特にプラス端子は緩みがないように)
私は交換後、セルの回転が明らかに軽くなり、ライトも明るくなりました。
やはり新品バッテリーは気持ちが良いですね。
■ バッテリーを長持ちさせるコツ
せっかく新品にしたなら、できるだけ長持ちさせたいところ。
次のような点を意識すると寿命を伸ばせます。
- 週に1回はエンジンをかけて走る
- 冬場はバッテリー充電器で補充電する
- 端子のサビや緩みを定期的にチェック
特に冬眠期間が長い方は、以下のようなメンテナンス充電器がおすすめです。
コンセントにつなぐだけで、過充電防止機能付き。
冬場のバッテリー上がり対策には必須アイテムです。
■ まとめ
スポーツスター883のバッテリー交換は、慣れれば30分以内で完了する作業です。
整備工場に頼むと工賃が5,000円前後かかるため、自分で交換できればその分お得。
DIY好きな方にはピッタリのメンテナンスですね。
バッテリーは命を支える電源。
しっかりメンテして、いつでも気持ちよくエンジンをかけられる状態を保ちましょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたの883も元気に蘇らせてください。
DIYに迷っている方の参考になれば嬉しいです!!
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