「愛車カブ90、今日も元気に走ってくれてるなぁ〜」
そう思いつつも、前回のオイル交換、いつだったか覚えていますか?
日々の足として、時には相棒として、健気に走り続けてくれるカブ90。その調子を長く保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そして、メンテナンスの中でも特に重要なのが、エンジンオイルの交換です。
交換を怠れば、丈夫なカブでも機嫌を損ねます・・・
今回は35000キロ手前です!
今回は、カブ90オーナーの皆さんに向けて、エンジンオイル交換の重要性から具体的な手順、そして交換後の注意点まで、とことん掘り下げて解説していきます。
エンジンオイル交換、なぜ必要なの? – カブ90の心臓を守る潤滑油 –
エンジンオイルは、いわばカブ90の心臓であるエンジンの血液。エンジン内部の金属部品同士の摩擦を減らし、スムーズな動きを支える潤滑油としての役割を担っています。
しかし、エンジンオイルは、高温にさらされ続けると劣化し、その性能は徐々に低下していきます。
劣化したオイルを使い続けると…
- エンジンのパワーダウン: 粘度が低下し、各部品への潤滑が不十分になり、エンジン本来のパワーを発揮できなくなります。
- 燃費の悪化: 摩擦抵抗が増加し、より多くの燃料を消費するようになります。
- エンジンの寿命を縮める: 最悪の場合、エンジンの焼き付きを引き起こし、高額な修理費用がかかってしまうことも。
これらのトラブルを防ぎ、カブ90と長く快適に走り続けるためには、定期的なエンジンオイル交換が不可欠なのです。
カブ90のエンジンオイル交換、どれくらいの頻度ですべき?
一般的には、走行距離 3,000kmごと、または6ヶ月ごと を目安に交換するのがおすすめされていますが、私は本気で10万キロを目指しているので、1000km〜1500kmの間に交換しています。
そこまでシビアになる必要はないと思いますが、3万キロを超えた古いバイクには、いいオイルを入れるよりも、安ものの純正のオイルをこまめに変えている方が、いい気がします。(←これはあくまでも個人的な主観です。
乗り方や使用頻度、距離、季節、そのほか色々な条件を考えて、オイル交換の時期を考えればいいと思います。が、いちいちカブに対して、そんなことを考える必要がない。なかなか潰れないカブだからこそ、適当でも大丈夫・・・
そんな場合には、2000kmに1回もしくは、半年に1回変えていれば、間違いないでしょう!!
いざ実践!カブ90のエンジンオイル交換手順 – 自分でもできる! –
「エンジンオイル交換って、難しそう…」
そんなことはありません!手順を追って行えば、誰でも簡単にできます。
準備するもの
- 新しいエンジンオイル: カブ90の指定オイル。一般的な4サイクルエンジンオイルで問題ありませんが、MA(摩擦特性があるもの)を選びましょう。クラッチの滑りにつながるので。心配なら、ホンダ純正のウルトラG1がおすすめです。
- ドレンボルト用ガスケット: オイル交換の度に交換しましょう。
- 廃油処理箱: 汚れた廃油をそのまま捨てることができます!
- メガネレンチ: ドレンボルトの17mmを用意しましょう。
- ウエス: オイル汚れを拭き取ります。
手順
- エンジンを温める: 5分ほどアイドリングを行い、エンジンオイルを温めます。
- カブ90を水平な場所に止める: サイドスタンドではなく、センタースタンドを使用します。
- オイルゲージで油量を確認する:オイルゲージが開かないと、オイルが補充できないので、まずはオイルゲージを開けて、注入できることと、今入っているオイルの量を確認しましょう!!
ちょうど、ゼブラの真ん中くらいです。黒いオイルが付着しています。
- ドレンボルトを緩める: 車体右側からアクセスします。エンジンの下部にあるドレンボルトを17 mmメガネレンチで緩めます。
わかりにくいですが、車体の右側から、下を覗くと、17mmのボルトが見えます。ちょうどマフラーの付け根の後ろくらい??です!工具で少し緩んだら、お次は!!
- 廃油を受ける: 廃油処理箱をドレンボルトの下に置き、ドレンボルトを外して、完全にオイルが抜けるまで待ちます。
- ドレンボルトを締める: 新しいガスケットを取り付け、ドレンボルトをトルクレンチで規定の強さで締め付けます。
トルクレンチありますが、自分は勘です!!名付けてテリクルレンチ!!真似はしないでくださいね〜トルク管理は大切です!!
- 新しいエンジンオイルを入れる: オイル注入口から規定量の0.6リットルのエンジンオイルを入れます!
あれっ!?缶の大きさがおかしくない?
よく気づきましたね!!笑
1リットルのオイルを購入するより、20リットルのオイルの方が、はるかにコスパがいい!
ですが、消費量が少ない方は劣化しますので、おすすめはできません。こまめに交換する方や、数台このオイルを使用する場合など、使用量が多い方にはおすすめです!
- オイル量を確認する: オイルレベルゲージでオイル量が適切か確認します。
ゼブラの上限まで入れました!!
- エンジンを始動し、オイル漏れを確認する: 数分間アイドリングを行い、オイル漏れがないか確認します。特に、ドレンボルト周りは必ず確認しておきましょう!!
- 後片付け: 廃油は、廃油処理の箱に入れて、きっちり結んでゴミへ!(自治体によって処理方法が違うかもしれません)
オイル交換後、さらに快適なカブ90ライフを送るために
エンジンオイル交換後は、以下の点に注意しましょう。
- オイル漏れがないか確認: オイル交換後、数日間はエンジン周辺にオイル漏れがないか注意深く確認しましょう。
- 異音や振動がないか確認: エンジンオイル交換後、異音や振動がする場合は、すぐにバイクショップに相談しましょう。
- 次回のオイル交換時期を記録: オイル交換時期を記録しておけば、交換し忘れを防ぐことができます。
エンジンオイル交換は、カブ90の性能を維持し、長く乗り続けるために欠かせないメンテナンスです。
自分で行うことで、愛車への愛着もより一層深まります。
今回の記事を参考に、ぜひご自身の手でカブ90のエンジンオイル交換に挑戦してみてください!
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