おしゃれで可愛らしいデザインが人気のホンダ ジョルノ。街乗りで快適に活躍してくれる頼れるパートナーですが、その性能を維持し、長く乗り続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。中でもエンジンオイル交換は、比較的簡単に自分で行えるメンテナンス作業でありながら、エンジンの寿命を延ばす効果も大きく、ジョルノオーナーにとって必須のスキルと言えるでしょう。
今回は、ジョルノのエンジンオイル交換手順を、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。必要な道具から交換後の注意点まで、しっかりカバーしているので、ぜひこの記事を参考に愛車のメンテナンスに挑戦してみてください!
1. 準備するもの
- 新しいエンジンオイル (ジョルノ指定の粘度) 約0.65L
- ドレンボルト用ワッシャー (新品に交換推奨)
- オイルジョッキ
- 廃油処理ボックス
- メガネレンチ (17mm ドレンボルト用)
- ウエス
- ゴム手袋
- 新聞紙や段ボール (オイル受け)
2. 作業手順
(1) エンジンを暖機する
エンジンを数分間暖機運転します。オイルが温まることで粘度が下がり、スムーズに排出できます。ただし、熱くなりすぎると危険なので、手で触れられる程度の温度まで暖機してください。
(2) ジョルノを水平な場所に停める
お決まりのセンタースタンドを使い、ジョルノを水平な場所に停めます。オイルが適切に排出されるために重要な手順です。
(3) ドレンボルトの位置を確認
エンジンの左側に位置するドレンボルトを確認します。センタースタンドの付け根の少し前側です!!
(4) 廃油処理ボックスをセット
ドレンボルトの下に廃油処理ボックスをセットします。オイルがこぼれないように、しっかりと位置を調整しましょう。今回は廃油用のトレーで交換をしました。
(5) ドレンボルトを外す
いきなりドレンボルトにタッチしてしまいそうですが、必ずオイル注入口を確認しましょう。オイル量も一緒にです。(←オイルが入れれないと交換できなことと、オイルが減っていないかを確認するためです)
メガネレンチまたはトルクスレンチを使って、ドレンボルトを反時計回りに回して外します。最初はゆっくりと回し、最後は一気に外すとオイルが勢いよく出てきますので注意してください。
(6) オイルを完全に排出する
オイルが完全に排出されるまで、10~15分ほど待ちます。ジョルノを軽く揺らすと、残っているオイルが出てきやすくなります。
(7) ドレンボルトを取り付ける
新しいワッシャーを取り付け、ドレンボルトを時計回りに締め付けます。締め付けトルクはサービスマニュアルで確認し、トルクレンチを使用するのが理想です。トルクレンチがない場合は、締め付けすぎに注意しながらしっかりと締め付けます。
(9) 新しいエンジンオイルを入れる
純正オイルは、ホンダウルトラE1です。
オイルジョッキを使って、新しいエンジンオイルを注ぎ口からゆっくりと入れます。ジョルノのオイル規定量0.65リットルを確認し、入れすぎに注意しましょう。
ちなみにオイル量は、オイルレベルゲージに記載されています。
(10) オイル量を確認する
オイルレベルゲージでオイル量を確認します。ゲージを一度拭き取ってから差し込み、再度引き抜いてオイル量をチェックします。規定量内になるように調整しましょう。
(11) エンジンを始動し、オイル漏れを確認する
エンジンを始動し、数分間アイドリングさせます。その後、エンジンを停止し、ドレンボルトやオイルフィルター周辺にオイル漏れがないか確認します。
3. 交換後の注意点
- 廃油は、ガソリンスタンドや自治体の指定場所で適切に処理しましょう。
- オイル交換後は、数キロ走行してから再度オイル量を確認し、必要に応じて調整してください。
- エンジンオイルは定期的に交換することが大切です。ジョルノの取扱説明書に記載されている交換時期を守りましょう。
4. まとめ
ジョルノのエンジンオイル交換は、手順を理解すれば比較的簡単に自分で行えるメンテナンスです。定期的なオイル交換はエンジンの性能維持に繋がり、愛車を長く楽しむ秘訣です。ぜひこの記事を参考に、ジョルノのメンテナンスに挑戦してみてください!
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