「愛車のコンディションは自分の手で保ちたい!」そんなバイク乗りの皆さん、メンテナンス時の必需品、ちゃんと揃えていますか? 工具だけでなく、実は見落としがちなのが「使い捨てゴム手袋」の存在です。
「素手でいいじゃん?」「軍手じゃダメなの?」そう思ったあなたも、ちょっと待ってください! 使い捨てゴム手袋を導入するメリット、実はたくさんあるんです。今回は、バイクメンテナンスにおける使い捨てゴム手袋の重要性と、選び方のポイントをご紹介します。
なぜ使い捨てゴム手袋が必要なの?
バイクメンテナンスでは、オイルやグリス、洗浄剤など、手肌にダメージを与える可能性のあるものを扱う機会が頻繁にあります。素手で作業すると、以下のようなリスクが伴います。
- 手荒れの原因に!
- オイルやグリスは強力な脱脂作用があり、皮膚の油分を奪い乾燥を招きます。おかげで皮膚がガサガサになってしまうこともあります。
- 洗浄剤には界面活性剤が含まれており、これもまた手荒れの原因となります。
- 繰り返しこれらの物質に触れることで、皮膚のバリア機能が低下し、ひび割れやかゆみを引き起こす可能性も。
- 汚れやニオイが付きやすい!
- オイルやグリスは一度付着すると落ちにくく、衣服に付くと洗濯してもなかなか取れません。爪の間に挟まっている黒い汚れは、お風呂のシャンプーの際に勝手に落ちていることも!!
- 特有のニオイも残りやすく、不快な思いをすることも。
- 安全性の問題も!
- ケガの予防という観点からも、手袋の着用は重要です。
- パーツの鋭利な部分で手を傷つけたり、熱いエンジンやマフラーに触れて火傷をしてしまうことも。
これらのリスクを回避するため、そして快適にメンテナンス作業を行うためにも、使い捨てゴム手袋は必須アイテムと言えるでしょう。
バイクメンテナンスに最適な手袋とは?
では、数ある使い捨てゴム手袋の中から、バイクメンテナンスに最適なものを選ぶにはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?
1. 素材選びが重要! ニトリルゴムがおすすめ
使い捨てゴム手袋には、天然ゴム製、ニトリルゴム製、ビニール製など様々な素材のものがあります。 バイクメンテナンスには、耐油性、耐薬品性、耐久性に優れた「ニトリルゴム製」の手袋がおすすめです。
- 天然ゴム製: 油分への耐性が低く、劣化しやすいという弱点があります。ラテックスアレルギーの方は使用を控えましょう。
- ビニール製: 耐油性、耐久性が低く、破れやすいのが難点です。
- ニトリルゴム製: 耐油性、耐薬品性、耐久性に優れ、突き刺しにも強いという特徴があります。
2. 厚さは? 用途に合わせて選ぼう!
薄手から厚手まで、様々な厚さの手袋があります。
- 薄手(0.05mm以下): 指先の感覚が重要な、細かい作業に向いています。ただし、耐久性は低くなります。
- 中厚手(0.05〜0.1mm): バランスの取れた厚さで、一般的なメンテナンス作業に最適です。
- 厚手(0.1mm以上): 耐久性が高く、オイル交換など、汚れやすい作業に適しています。
3. サイズはピッタリと!
大きすぎると作業効率が低下し、小さすぎると破れやすくなるため、自分の手に合ったサイズを選びましょう。
快適なメンテナンス作業のために
使い捨てゴム手袋は、一度使用したら必ず廃棄し、清潔な状態を保ちましょう。 また、使用後は手を石鹸で洗い、クリームなどで保湿をすることを忘れずに行いましょう。
使い捨てゴム手袋を正しく使用することで、安全で快適なバイクメンテナンスを実現することができます。 愛車を末永く楽しむためにも、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか。
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